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ブリームゲーム完全攻略(その2)~チヌ・キビレを釣るための基本的な2つのスタイルとは?~

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前回はブリームゲームの定義と始めたきっかけについて説明しました。

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今回は、ブリームゲームを始めるにあたって具体的にどんなスタイルがあるか、ブリームゲームの2つのスタイルについてご紹介します。

基本となる3つのパターンとは?

ブリームゲームのゲームメイクにおいて、主に3つのパターンがあります。

1つ目が、ボトムのズル引きです。

これはすごくわかりやすいですね。

いわゆるチヌボンボンと呼ばれるラバージグなんかにトレーラーフックにワームセッティングしてズル引きして誘うもの。

主にカニやエビ等の甲殻類等を意識したアクションになります。

2つ目ですが、ハゼ・イナッコ等を意識したスイムベイト

フィッシュイーターであるチヌ・キビレの捕食特性を生かしたゲームです。

主に冬場等のベイトが減少した時期が狙い目。

また、回遊性のあるチヌ・キビレもターゲットになります。初めてバイブレーションで釣れたクロダイが年無しクラスでした。

淀川ブリームゲーム 淀川で初めて釣ったマチヌ(春先の年無し2枚)
初めてクロダイが釣れるまでの軌跡をまとめました。2017年、春先の大型2枚の釣行記事となります。 ※本記事は過去に作成した記事のリライトです。 初めて釣ったマチヌがランカー50cmUP(2017/4/21) こんばんは!!ともにぃです。 今...
3つ目ですが、ポッパーやペンシルベイト等のトップウォーター
真夏の表層でポッパーやスウィッシャーと呼ばれるルアーやフローティングペンシルで誘うパターン。

お恥ずかしながら、トップウォーターでの実績がないので紹介出来ないです・・・。

上記にて、3つのパターンを紹介しましたが、淀川特有のハードボトムでキビレ・マチヌの攻略するためのボトムアクションを意識したゲームメイクを紹介します。

淀川でのゲームメイクのポイント

根が荒いハードボトムだとズル引きは出来ませんし、ベイトもエビやカニ等を意識したものへのリアクションももちろんありますので、単純に3つの区切りではなく、ポイントに応じて多少の変化が必要になります。

淀川に関して言うと、ポイントによってはズル引きパターンは難しく、特に河口部の石畳の突堤ではズル引きは不可能です。

その為、テキサスリグやジグヘッド等をボトムバンピング(ボトム着底後に小さくしゃくってルアーをちょんちょんと動かすアクション)やシェイク(連続したシャクリを入れること)を織り交ぜながら、ルアーをうまくドリフトさせて喰わせる等の要素が必要になります。

つまり、淀川でブリームゲームを成立させる為には、テキサスリグでのボトムゲーム(=ボトムチニング)をマスターすることが一番の近道なのです。

ボトムチニングとは?

ボトムずる引きのパターンとスイムベイトのパターンの応用的なアクションがボトムチニングです。

具体的には、テキサスリグやチヌ用のジグヘッド等をボトム迄落として、チヌ用ワームをちょんちょんと動かしたり、サビいたり、ステイしてふわふわと漂わせたり。

仕掛けを『底(ボトム)』で動かして、甲殻類に見立ててバイトを誘発するイメージです。もしくはボトムをついばむ小魚のような動きにも反応があります。

シーズン、潮の状態、ベイトの種類、ポイント、一日のタイミング(マヅメ等)によって、

リグのタイプ、重さ、ワームの種類、動かす速度等・・・

様々な工夫が必要になります。

そして、ハイシーズンや活性が高い時は、どんな仕掛けでもリアクションが得られるという初心者にもやさしいという一面もあります。

ベースとなる2種類のスタイル

ボトムゲームを攻略する為、主に2種類のスタイルで構成することが出来ます。

ここでは、その2種類で分けられるスタイルをライトブリームゲーム」「ブリームゲームという呼称で呼ぶことにします。

なお、どちらがいいか・どちらの方が優れているかというのは、その時々で異なるので一概には言えませんが、今までの釣行の傾向や、使用しているロッドの特性等からタックルやリグを用意するのが簡単かもしません。

ライトブリームゲームとは・・・?

ライトブリームゲームとは、アジングやメバリングタックル等のライトタックルを流用したスタイルのチニングです。

なお、ライトブリームゲームにおいて、最も軽いルアーは1.5gのものを使用します。アジング等と比べると比較的重めのリグを使います。

例えば0.6gのジグヘッドとかは使えない訳ではないのですが、軽いためアクションのテンポがどうしても遅くなります。その結果、サーチするのが遅くなり、ターゲットを十分に誘えないというデメリットがあります。

その為、やはり1.5g以上のウェイトのジグヘッドで攻略するのがセオリーです。ただし、ボトムゲームにこだわる必要はなく、単純にスローリトリーブでも結構ヒットしやすい傾向があります。

対象となるワームは、1インチから2インチ位までの小さめのものが多く、主にフナムシカニ等をイミテートしたタイプを使用します。

カラーについては、グリーン系のナチュラルカラーをベースに、赤系、黒系等、グレープやオレンジといったカラーがおすすめ。

具体的な釣果例ですが、アジング用の1.5gのジグヘッドで年無しマチヌを仕留めました。ワームはちびチヌムシのオレンジ。この個体は、5月の中頃に淀川の河口付近でボトムをスローにスイムさせているとヒットしましたね。

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メインラインもPE0.3号から0.4号位が感度的にも相性がいいです。

メインラインが太いと操作性に影響がでます。特に風や潮流の影響を受けやすく、気候条件、コンディションに左右されやすくなります。

その結果、ラインスラッグが出やすくなり、アタリがわかりづらくなりますね。

ブリームゲームとは・・・?

ブリームゲームとは、シーバスロッドやエギングロッド等、ルアーウェイトが2gから15g位のレンジのロッドを扱うことを想定したスタイルのチニングです。

メインとなるリグの重量は7g前後のテキサスリグやチヌ用のジグヘッドが基本となります。そして、ボトムでのバイトが明確に拾える感度、硬さとハリを兼ね備えたロッドが人気です。

ひと昔前のチニングロッドはティップがソリッドで柔らかく、喰い込みを邪魔しないライトタイプが多く流通していましたが、現在では5g~15gクラスのチニング専用ロッドも多く、好感度でパリッとしたハリのあるブランクスのタイプが主流になっています。

そして、メインラインはPE0.6号から1号位迄でしょうか。

ただし、風が強いとラインスラッグによりアタリが取れないことが多いため、比較的細目である0.6号の使用がベターです。

もちろん、汎用性の高いバーサタイルロッドや、バチ抜け用のシーバスロッドやライトタイプのエギングロッドで流用することも可能ですが、ロッドのハリが弱いと合わせの際にキビレやチヌの口にフックが貫通せず、掛けの難易度が高くなる傾向があります。

まとめ

淀川でのゲームメイクのポイントとしては、どうしてもハードボトムを前提にしたタックル選びになりますが、アジングタックルでもブリームゲームは成立します。

次回は、「ライトブリームゲーム」「ブリームゲーム」のそれぞれのスタイルにおける具体的なタックルを紹介していきます。

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