こんにちは!!
転倒した際にできた前輪の振れ取りにスポークレンチを購入しました。
転倒の原因
タモ網を入れるトートバックを肩に掛けていましたが、前傾姿勢になるため、トートバックが肩から外れて前にずり落ちてきます。
そのときに止まればいいのですが、前のスポークに挟まって、前輪にロックが掛かって転倒してしまいました・・・!
クロスバイクを乗る際は、不安定になる姿勢は避けるべきだということを痛感しました。これぐらい大丈夫だろうが、大きな事故につながります。
今回は車も誰もいないところで転倒したので、特に大事には至りませんでしたが、少しホイールが歪み、通常の運転で左側の一部がブレーキパッドに当たってしまう状態になりました。
パークツール スポークレンチ(リップルナット)
自転車屋さんに持っていけば、少しの工賃(1,000円から3,000円位でしょうかね?)で直してもらえると思いますが、大きく振れていなければ自分でも出来そうだと思ったので、ホイールの振れ取りに挑戦してみました。
購入したのはパークツールのスポークレンチです。
4面でリップルを噛ませる為、リップルをなめにくいそうです。
ホーザンが輸入元なのか。
ちょっとキズがありましたが、パッケージの塗装剥がれなので取れました。
まあ気にしません。
42と書いてあります。
SW-42は2面幅3.4mmのニップル用です。
JIS #14/15用となります。
振れ取り作業
ゆがみと反対側のスポークを締めることで、徐々にゆがみが強制されます。
一番歪んでいる箇所をキーとして。
つまり、ブレーキパッドが当たっている場所をキーとセロハンテープで貼っておきます。
反対側は隙間が大きく空いていますので、この間隔を縮めていきます。
このままでも作業できますが、ホイールの外し方、ブレーキパッドの間隔の調整について確認します。
前輪の外し方
ブレーキのワイヤーをフリーの状態にして、ブレーキパッドがパカっと開く状態にしましょう。
これを引っ張ると。
外れてブレーキパッドが開きます。
これで前輪が外れます。
実際は外す必要が無いかもしれませんが、振れ取り台などを使う場合は必要ですね。私はセンタースタンドなのでスタンドを立てた状態で作業しました。
ブレーキーワイヤーを緩める
ブレーキワイヤーの幅を調節するため、5mmの六角レンチでワイヤーを緩めます。
外してしまって大丈夫です。
外してから微調整を行います。
この時、振れ幅がわかる程度に調節します。
振れ取りをしながら、ブレーキワイヤーを調節して左右2mm程度の空きにするので、この時点ではきつく締める必要はないです。
きつく締めすぎるとワイヤーが切れるそうです。ただ、緩いとブレーキが効き辛くなりますので、適度に締めてください。
リップルを締める
なお、スポークとリムをつなぐリップルですが、一か所を締めるのではなく、出来る限り分散させて締めます。そうしないと、左右の振れだけでなく締めすぎでリムの真円が損なわれます。
締めるスポークを決めると、し(締めるの意味)と正の字(1/4回転で1)でマークします。
大体でいいのですが、1/4回転ごとに状態を確認してください。
1/4回転締めた回数を正の字で数えておきます。
調整の手順
キーとなるスポークを0番目とすると、調整するのは、隣が-3番目、-1番目、1番、3番のスポークです。
スポークにナットを通して、リップルの真上からセッティングします。
そうするとしっかり喰い付きます。
それで、1/4回転ずつ反時計回りに締めて、振れ具合を確認します。
※緩めるときは時計回りです。
調整結果
最終的にはほとんど触れが治まりました。
まだまだ調整できると思いますが、あまり締めすぎるのも良くないと思いますので、とりあえず現状で数日様子を見ます。
-3番のスポークは1回(1/4回転)締めました。
-1番のスポークは4回(1回転)締めました。
その隣にキーの位置。
反対隣りのスポーク1番は、7回(7/4回転)締めました。
3番のスポークは4回(1回転)締めました。
まとめ
振れ取りですが、締めるだけでなく緩めるケース、振れの反対側の対角のスポークを締めたり緩めたりする方が良い、と説明していることがあります。
あくまで状態を確認しながら慎重に行えばある程度調整は出来ます。
ただし、どれぐらい締めればいいのか、個体によって状態が異なるので一概には言えませんが、締めすぎはリムをゆがめる可能性があるので、注意して行ってください。
なお、ブレーキパッドの左右の隙間の調節を忘れずに行ってください。
以下サドルから見て左側。
以下は右側です。
ブレーキパッドにちょっと当たる程度のゆがみだと、自分で調節で来たのでぜひ参考にしてみてください。
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