紀伊半島および、大阪湾でのおかっぱりにおけるワインドによるタチウオ(cutlass fish)の攻略です。
関西で最も人気のあるタチウオ釣りですが、 簡単に釣果を出すポイント をまとめてました。
2017年の1年間、タチウオについてはワインドをメインにやってきた結果です。ぜひ参考にしてください。
※2017年の釣行記事のリライト記事となります。
釣れる季節
まず、護岸からタチウオが狙えるシーズンですが、
春過ぎから梅雨まで と、秋から冬の手前まで となります。
つまり、春過ぎと秋から冬と2つの季節に分かれ、時期よっても上がるサイズは異なります。
釣れるタイミング
季節に関係なく、基本的には朝夕マヅメ時です。
ただし、
日が長い時は、朝は早く夜は遅く なり、
日が短いと、朝は遅く夜は早く なります。
なお、大潮だとアタリが出にくいケースがありますが、タチウオは捕食があまりうまくないと言われます。潮の流れで、バイトがうまく出来ないのかもしれません。
春先のタチウオ
春先は、大きめサイズも上がります。
梅雨の手前までの約1ヶ月の期間(4月から5月終わり位まで)のみ、護岸付近まで接岸してくるようです。
ポイント(地域など)
春のタチウオは外洋に面した箇所での釣果がほとんどです。特に和歌山市内以南を中心に釣果が出ます。
(写真は青岸です。)
大阪湾ではあまり釣果が見られません。神戸の一部地域や、淡路島等では和歌山と同じく釣果が確認できます。
バイトパターン
この春先の時期は、バイトパターンは読めません。
喰いこみが非常にいい時は、フォール中にガツンと来たりします。サバのテンヤで爆釣しているのを見たこともあります。
ワインドアクションより、ドジョウの引き釣りのような、
いわゆる ただ巻きに近いアクション が良い場合が多いと思います。マヅメ時に合わせてエントリーすれば、比較的簡単に釣果を得ることが出来ます。
パワーシャッドでただ巻きだと、外道でカマスが釣れたりします。
場所は和歌山の青岸です。
秋以降のタチウオ
秋からは小さい個体が上がり、
冬に向かうに従ってサイズが上がり、
12月から翌年の1月頃が、ドラゴンと呼ばれる指5本クラスのタチウオが上がる 機会が増えるようです。ちなみに自分はまだドラゴンを仕留めたことはありません。
ポイント(地域など)
秋口からは、外洋でのアタリが出始めて、
冬に向かうに従い、奥湾での釣果が良くなっていきます。
11月下旬から12月上旬はベイトも奥湾に入り込んでいる為か、外洋より奥湾での釣果が良く出ているケースも多くなります。
バイトパターン
秋口はフォールでガンガン来ます。
ワインドアクションに高レスポンスの時期です。
11月を過ぎると喰いが落ちてきます。
12月を過ぎるとサイズも大きくなり、単純にワインドやフォールのみで喰わせるのは難しくなります。
寒くなるに従って、底に張り付きますので、表層狙いは秋のはじめ位がいいですね。
タックルについて
自分が使っているタックルについて紹介します。
なお、ロッドの硬さ故に感度もいいので、5gのテキサスリグをセッティングして、夏の淀川におけるブリームゲームでも使用しています。
リールもラインも基本的には同じセッティングです。
ロッド
このロッドをメインで使用してワインドしています。
かなり硬めなのでワインド向きです。
そして、激安です。
ただネーミングセンスが・・・。
リール
ワインドだと巻き量がHGのほうが使いやすいです。
スペックも17セドナで十分です!
ライン
0.8号のPEラインから1号位までのPEラインで。
以前はこれを使っていました。
コーテッドラインは好みが分かれますね。劣化具合が目に見えるので、カットのタイミングがわかるのが良いです。
最近はこちらを使っています。
柔らかく、細く、しなやかで強度は十分。
個人的には使いやすいタイプですね。
リーダー
リーダーはカーボナイロンの20LB(5号)か25LB(7号)です。
(カーボナイロンは安いので・・・。)
なお、ワイヤーリーダーはこの記事を参考にしてください。
ただ巻きが基本だと、ワイヤーなしでも切られる可能性は低くなります。
ルアーの選択
主におすすめはこの4種類です。
1.ワインド
2.シャッドテール(スローワインド)
3.ミノープラグ
4.メタルジグ
(なお、メタルジグでの釣果はありませんので、正直わかりませんが、結構釣れている釣果報告を見ますね。)
春先は、ワインド、シャッドテール、ミノープラグで。
秋口は、ワインドで。
冬からは、シャッドテール、メタルジグで。
それぞれの特徴を具体的に以下に記載します。
ワインド
タチウオ狙いの定番です。
ジグヘッドですが、蓄光タイプ(グロウ)よりメッキ塗装のほうが比較的強度が高いので長持ちします。また蓄光タイプと比較して、バイトによるラインブレイクを回避することが出来ます。
(光っているヘッドにバイトが集中すると、ラインが切れてしまうリスクが高まる為。)
ジグヘッドのサイズは、1/2オンスでいいです。(厳密には、使うラインとロッドとリールによります。)
カラーはルミノーバー等の蓄光タイプでアピールすれば、バイト率が上がります。
このカラーによるワインドセッティングはマヅメ時に効果を発揮します。使用するメーカーは何でもいいです。
エコギアでも、オンスタックルデザインでも、メジャークラフトでも。始めての時はよくわからないと思いますので、まずは使いやすいセッティングを見つける為にメーカーを統一して使用することをお勧めします。
シャッドテール
自分は、一択です。
エコギア 3Dジグヘッドとエコギア パワーシャッドです。
これがあればいいです。
ただ巻き用です。
ジャークでもいいです。
ジグヘッドはグロウを選択していますが、アンペイドのタイプだとまだ安く調達できます。
アシストフックは、メインフックに1#程度のシングルフックをトレーラー仕様にします。
パワーシャッドは、4インチをベースにグロー系とケイムラ系カラーの2種類 あればいいと思います。
なお、強いて他のメーカーを上げるならば、先ほどのオンスタックルデザインのZZヘッドに、同じくオンスタックルデザインのワインドシャッドでもいいです。
ピンクグリッターだとサゴシも狙えますよ。
ミノープラグ
これもあまり経験がありませんが、ヘビーシンキングミノーで以前に釣果が得られました。
ミノーだとただ巻きでいいので、フォールバイトやラインスラッグが出ないように注意すれば、ワイヤーリーダーなしでもラインブレイクのリスクは下がります。
メタルジグ
自分はメタルジグで太刀魚を釣り上げたことが無いので、よくわかりません。
投稿等を見ていると、ボトムねちねちがいいそうです。カラーはもちろん蓄光タイプ!と思いきやデイタイムでのイワシカラーでも!!
まとめ
まねてもらうだけでも、ある程度結果は伴うと思います。
後は単純にポイントとタイミングですね。春先は難しいですが、サゴシも外道でかかりますので、結構楽しめると思います。
これは、ダート時にチェイスしてきた個体がスレ掛かりしてます。ちなみに場所は和歌山の水軒の沖向きテトラ。
活性が高いときはフォール中にがつがつバイトがあるので、非常に楽しいですね。
タックル選びを間違わなければ、比較的結果はすぐに出るタイプの釣りなので、ぜひやってみてください。
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