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16ソアレ エクスチューン アジング S508L-Sを入手! 元折れしたロッドをセルフリペアしてみました!

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破損したロッドを修理することにハマりだしました・・・。

最近は、某フリマサイトでロッド+ジャンクで検索して、いいロッドが無いか調べるのが楽しみになっていますが、今回はティップ側のジョイント付近のガイド部が折れてしまった、16ソアレエクスチューン アジング S508L-Sを格安で見つけたので入手。

アジングロッドだと、比較的発送の際の梱包サイズが小さくなるので、比較的安い値段で出ているものもあり、リペアのスペックを極めれば、現行より良く仕上げることが出来そうですね。

スペック表

16ソアレエクスチューンは最新の現行機では無いものの、まだラインナップには残っていますが、リペアの内容を簡単に紹介。

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※なお、補修の際、上記イシグロさんのHPを参照しております。

※またセルフリペアはメーカー側でも推奨される行為ではない為、改造に当たるため修理が受けられなくなるリスクがありますのでご注意ください。ご自身で作業される場合は自己責任でお願いします。

計量(補修前)

ロッドの自重ですが、59.2g(ガイド込で計り忘れました・・・。)

ティップ側は6.1gです。

(ガイドはT-ATTG8でFUJIの公式より0.21gでした。つまり、6.3gとなりますね。)

371690 SOARE XT A S508LS

※シマノ公式より引用

バット部が53gです。

破損個所の処理

破損個所はティップ側のバット寄りのガイド部で綺麗に折れていました。

破損個所をカットします。

割れている部分をすべて除去します。

長さが短くなるのが難点ですが、カットする方がリペア方法としては容易です。

※カットしないでも修復は可能なようですが、インローの処理が面倒なのと、仕上げもカーボンロービングで補強をしないといけない為、少しコストが掛かります。

カットと断面の仕上げ

破損個所をチェックして割れている部分をすべて切り落とします。

通常、相当綺麗に割れていないと縦方向にも割れているそうなので、きちんとチェックしないと後々縦の割れが広がり、継いだ箇所から再び破損する可能性があるそうです。

通常糸ノコでカットです。

私はハンドルーターでカットしました!

金属、木材、プラスチックの切削、穴開け、金属のつや出しに。付属品:ドリル10種セット

切断砥石はアルミも切れます!

約1.5cm程切りました。

切り口を平らにします。ルーターでもいいですし、微調整をサンドペーパーで仕上げるほうがきれいになります。

オイルを添付した方がなめらかに研磨出来ますが、研磨後にパーツクリーナーなどでオイルをオフしてください。

インロー芯(カーボン芯)の処理

内部に差し込むパーツはピュアカーボンを使用します。このカーボンを研磨して内径を合わせる為、カットしたロッドの内径を図ります。

3.69mmですね。

穂先側なので、元側はもう少し太くなります

4mmのカーボン芯を購入したので、目安として約0.3mm程細くします。

なお、どのくらい差し込むかですが、ロッドの折れた部分の直径掛ける10倍が目安だそうです。

今回は4.5mm程の外径だったので4mmでカット。

※後ほど3.5mmまで縮めました。

ロッド自体の曲がり方として、ガイド部は元々曲がりにくい構造で、ガイドとガイドの中間が曲がりやすい構造なっている為、基本的にカット部にガイドを巻く場合は破損リスクが低いくなるようです。
こちらもルーターでカット。

後はカットしたインロー芯の処理です。ひたすらサンドペーパーで削ります。

サンドペーパーは400番位がちょうどいいかもしれません。

ルーターに芯を差し込んで、削ると楽ですが削りすぎに注意です。

作業が終わりました。

0.6g重くなります。

差し込む中間点をマーキングします。

ティップ側から差し込みますが、途中で止まるレベルでかなり綺麗に調整出来たので、マーキングを外して接着を行います。

少し長いのでカットしておきます。(軽くするためです。)

インロー芯の接着

2液性エポキシ接着剤で固定します。

自分はダイソーのヤツで接着しましたが、ロッド修理にはこれ(クイック5)が良く使われるようです。

金属・木・硬質プラスチック・陶磁器のスピード接着。アクセサリーや模型の製作・補修。家具・置物・電化製品・日用品の補修。スポーツ・レジャー用品の修理に使用可能。

※100均とコスト的にもそれほど変わりません。

それでは、ティップ側から接着します。

エポキシをよく混ぜて。

ティップ側から差し込みます。

バット側にもエポキシを塗り、出し入れして馴染ませます。

ロッドのスパインを注意して合わせます。(ロッドは向きがありますので注意してください。)

どこが接着したか分からない位綺麗に仕上がりました。

固まる迄ずれを防ぐ為、マスキングテープで固定します。

スレッド巻きとコーティング

固まったらスレッドを巻きます。

ガイドラッピングに関してはこちらを参考にしてください。

ティップが折れた中古のチニングロッド『14ブレニアスS708L』を購入してガイド補修してみました!(後編)
前回はスレッド、エポキシを除去するところまでやりました。 後編はいよいよガイドスレッド巻きとエポキシでラッピングを行います。 用意した道具 一応スレッドもきちんとしたものをそろえました。 タミヤのマスキングテープ 東邦産業のスレッドを2つ。...

綺麗に巻けました。

ガイドコーティングをしていきます。

処理が中途半端で角が出来てしまいました。当初は綺麗に使用と思いましたが、スレッドも違うし、とりあえず使えるレベルまで修復出来ればいいと思い、エポキシも接着剤をラッカーうすめ液で緩めたものを使用しています。

2度目。

3度目。

まあ、そこそこ綺麗に仕上がったので。

強度面も大丈夫でしょう。

なお、以下が純正のスレッドです。

見た目が違いますよね。

同じスレッドを使いたかったのでシマノさんに問い合わせましたが、以下の回答でした。

メールでの回答

使用しているガイドスレッドの情報に関しましては残念ながら社外秘となっておりまして公表は行っておりません。
ご期待に、お応えできず申し訳ございませんが、ご理解、ご了承の程、よろしくお願い致します。
また、個人での修理は改造にあたりますので、ガイドの補修に関しましても、弊社に修理に出していただくことを推奨しております。

結論スレッドをそろえられないので、ガイドラッピングは少し適当になってしまいました。すべて巻き直す時に本格的に道具をそろえてみようかな。

見た目がこれですから、違いますよね。

計量(補修後)

60gジャストに。

公式スペック通りになりました。

バット部は52.9g(前回は53gなので誤差です。)

ティップ部が7.0gとなりました。

前回は6.3gだったので、インロー芯0.6g、スレッド、固定の為のエポキシの重量が0.7g程増えたということですね。

リペア後のファーストインプレ

このロッドの位置づけとしては、最上位機種リミテッドの次ですね。

この時期からブリッジライクシートを使用してきているのようです。

リペアしたとは思えない仕上がりに。

そこまで徹底的な修復をしていないですが、それでも使ってみてかなり良かったです。

このロッド、感度が抜群です!

キャストのブレもないし、嫌な音もしない。

13ソアレCI4+アジング S608ULSを入手!19ソアレBBアジングS64ULSとブルーカレント77TZ/nanoとの比較
中古で旧型(13年発売のモデル)のソアレCI4+アジング〈Soare CI4+ajing〉を入手しました。 19ソアレBBアジングS64ULSの感度がいまいちだったので、より感度の高いロッドを求めて選んだ1本。 ソアレCI4+アジング S6...

以前に紹介した13ソアレCI4+よりは感度やフィーリングは良かったです。

純正と比べていないので補修による違いはわかりませんが、使ってみてリペアしていると分からない位の使用感となりました!

掛けた後のバレを恐れて曲がるショートロッドが多い中で、限界まで硬さを追い求めたS508L-S。

ガイドまき直し【2021/3/4追記】

色見を合わせる為にスレッドを購入しました。

だいぶ近くなりましたね。

購入したのはジャストエースのこれです。

糸癖のつきにくい並行巻きです。「Cスレッド」=太い糸 100m巻/スプール

でも同じものではなかったようですが、エポキシコートも専用のものを用意したら綺麗に仕上がりましたよ!!

従来の品のJEC-40より透明度が高く、低粘度で主剤・硬化剤を混ぜ合わせた後に出来る気泡の抜けも良く、大変塗りやすいジャストエースオリジナルエポキシコーティング剤です。

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