23年の春先ですが、23コルト 572UL-TSを購入しました。

たまたま除いたナチュラムで発売しており、運よく手に入れることができました。

21コルトから早2年でのモデルチェンジですが、旧モデルとの差異は、オリムピックオリジナルのリールシート(カーボンリールシートOP-01)に変わっている位の違いしかないのですが、いずれも品薄のようですね。
なお。5釣行位で初めてアジを掛けることができました。
ファーストフィッシュはセイゴですが、使用感とスペックについてご紹介していきます。
メーカーの紹介内容
ロッドメーカーのオリムピックの紹介文です。
先径0.6mmの「極細ショートチタンソリッドティップ」採用。チタンソリッドの特徴を最大限に引き出すため、幾度となく先径・長さ違いでのテストを繰り返し、感度・先重り感・操作性をハイレベルな次元で融合しました。アンダー1gでの操作性は特質もので、極細ラインを通した「もたれ感」が水中での状況イメージを的確に伝え、その感覚はあらゆる場面で次の一手・次の一尾につなげてくれる事でしょう。
〈チタンソリッドティップ〉オリムピック独自の特許技術でカーボンチューブラー構造と接続されたニッケル・チタン穂先。異素材であることのメリットを最大限に発揮することで、魚のアタリはもちろんのことながら、潮流の微かな変化をも増幅し、余さずにアングラーへと伝達する。
https://olympic-co-ltd.jp/fishing/products/23-corto/
好感度を最大の売りにしているのが分かりますね。説明文に対し実際の印象がどうなのか、、、釣行インプレは以下で紹介していきます。
スペック&外観
ではチタンソリッドの23コルトを見ていきます。

自重は50gを切って48.49gです。

前モデルは45gなので、若干自重がUPしています。
前の21コルトが軽すぎたということかもしれません。ただいずれにしても非常に軽く 大丈夫かなと思うくらいの軽さ。
そのため、ルアーウェイトは2.5gまで。
ラインも2lbまでなので、極細のフロロやエステルラインがメインの使用となってくると思います。

21もオリムピックオリジナルですが、それとはまた形状が異なるリールシートとなっており、肉抜きをしているものの包み込むようなグリップ感が保たれており、疲れにくいような工夫されています。

フロントはグリップレス仕様でブランクタッチを意識したつくりです。
なお、エンドグリップ極小です。

このモデルではワンハンドキャストが主流になるので、エンドを握ることはほとんどなさそうです。
バットガイドは、アジングロッドに良く採用されるTガイドではなくKガイドでチタンフレームSiC-Sリングガイドです。

近距離向けはKガイド仕様。
ジョイント部はスリップオーバーフェルール(逆並継)です。

バットガイドからトップに向かって。





チタンソリッドとの継ぎ目です。

ソリッドは2ガイド分ですね。

カーボンとチタンの接合なので、かなりしっかりとラッピングされているように思います。

トップ前。

トップガイドです。

#4位でしょうか。
ガイド周りやティップは繊細なつくりですね。
なお、ブランクスは高弾性カーボンを使用。バットセクションには「ライトウエイトグラファイトクロス」という技術でバイアスカットで巻き込むことで、捻れ方向の強度が大幅にアップしているそうです。
釣行記録 2023/4/9
早朝の舞洲でテスト。リグウェイトを0.8gから1.5gまで扱いました。合わせたリールは22ステラC2000Sで0.3号のエステルラインです。

確か1.8LBですかね。






リグが重くなるともたれ感が強く出て、実際は1gまでのリグ操作が扱いやすいです。重くなるとティップでうまくさばける感じがしないのでその点はマイナスですね。
釣行記録 2023/5/5
南港でナイトゲームです。

単なるキャスト練習となってしまいました。
釣行記録 2023/7/9
大阪市内最湾奧付近での釣行です。

イワシが小突いてくるようなアタリがありますが、もちろん乗るサイズではないのでキャスト練習となってしまいました。
釣行記録 2023/7/10~15
2度ほど舞洲周辺でテスト。





魚が見つけられない・・・。
釣行記録 2023/7/16
南港大橋したです。





慎重にスローリトリーブした結果極小のセイゴがかかりました。もたれ感を感じる暇もなくサバとセイゴを追加。
ティップの入り込みが深いので、しっかりかかる感じです。はじく印象はないです。
釣行記録 2023/10/16
やっとアジです。

まとめて20匹。
リグ操作性は0.6gクラスが一番良いですね。喰い渋るときにチタンソリッドティップのメリットはリグの違和感をうまく消してくれているところでしょうか。

本来はカーブフォールをすると当たるけど乗らないというが連発するのですが、このロッドは比較的バイトに追従してオートマティックにかかるようになっていると思います。
実際は、テンションをうまく抜いていわゆる乗せ調子のようなフィーリングで使うのがセオリーなんでしょうけど、食い上げや抜きであえてバイトを誘発して掛けるようなテクニカルな操作性も兼ね備えていると思います。
ワンハンドキャストでの飛距離も十分です。
まとめると・・・
シンプルに高感度の豆アジ用ロッドという印象でした。

15cmクラスしかかけていないので、もう少しつりこんでみる必要はあると思います。ただ、ベイトタックルに対抗できる位ラインテンションの調整がしやすいのも確か。
繊細さという点だとサイズは関係ないかもしれませんので、サイズアップしたアジをかけてからのやり取りをどう考えるかという点はもう少し検証が必要です。取り回しをうまくすれば、スプールフリーによるフォールに近い再現性を出すこともできなくはない。。
ただ、フォールや掛けるタイミング取り方やアタリの感知能力はベイトタックルのほうが上で、キャスタビリティーと軽量リグの取り扱いやすさを考えると豆アジ向きであると思います。
パッツン系が主流の現状では万人受けはしないものの、人気があるのもうなずけるロッドだと思います。

チタンソリッドタイプが見事なくらい売り切れです。(2024/9/25時点)
チタンソリッドでなくても、ハードソリッドでも感度面や操作性でいえば、十分なんでしょうけども。もしくはこちらの方がソリッドティップの癖がなく、使いやすいのかもしれませんね。

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