夏場の淀川ブリームゲームですが、使用するタックルは基本的には2種類でやっています。
1つ目は、重めのシンカーに太めのライン。ロッドはシーバスロッドです。
2つ目は、ライトリグに細いPEライン。ロッドはアジングロッドです。
今回は、チューブラージングロッド『OGK ライトソルトゲーム AJI 692』のインプレになります。
2018年のリライト記事となります。
※なお、このロッドはすでに販売終了していました。一般的な入門向けのチューブラーアジングロッドのインプレとして参考にしてくださると幸いです。
アジを釣ったことがないアジングロッド
アジング・メバリングでは釣果はほとんどないんですが、ライトブリームゲームにてメインで使っているロッド、OGKのライトソルトゲームアジです。
論より証拠ということで、
このライトソルトゲームアジで、淀川のランカーシーバスを仕留めました。
以下はその時に撮った写真と釣行記録です。
シーバスの自己最高記録85cmです。
メインライン:PE0.4号
リーダー:フロロカーボン1.5号
ランカーシーバスでは結構ぎりぎりのスペックだと思います。
スペック
- 標準全長(ft):6.9
- 仕舞寸法(cm):108
- 継数(本):2
- 標準自重(g):101
- 先径(mm):1.1
- 元径(mm):10.2
- ルアーwt(g):0.5〜5 ラインwt(lb):1〜5lb
- カーボン含有率(%):97
結構重めでかなりしっかりとしたバット部です。アジングロッドですが、アンダー1gは正直難しいと思います。
夏のキビレには最適
アジングロッドなので、非常に柔らかいですが、チューブラーなので比較的しなやかなロッドです。
夏のブリームゲームでは、
ずる引きパターンというより、
スローリトリーブ
ワインドアクション
ホッグ系やカッティングベイト等の
シェイクパターン
ドリフトパターンなど底狙いだけではないバリエーションに富んだ攻め方が出来ます。その為、かなりライトなルアーがキャストできるタックルでやるのが重要で、
喰わせ中心の攻め
になります。
喰わせ中心と言っても、フッキングの時には、きっちり上アゴを貫通させるだけの強さで仕掛ける必要があり、ただ柔らかければいいというわけでもない。
しかも、
固めのロッドだとバイトをはじくケースが多く、柔らかすぎるロッドだと掛けられず乗ってこない。
大抵このどちらかで、仕掛け方、喰わせ方で悩むと思いますが、基本的にはこのロッドでは、喰わせ中心の攻めで、きっちり仕掛けることも出来るということです。
ずる引きゲームは不得意?
個人的には、ずる引きゲームでは感度不足でしょうか。
淀川でライトリグによるずる引きパターンだと根掛かりが頻発します。
ティップの柔らかさ故、根掛かりに気付くタイミングを逃して、がっつり根をかけたりすることもあり、もう少しティップがしっかりしたロッドで、ボトム攻めをした方が釣果に繋がると感じます。
ゲームをするポイント次第なので、柔らかさのおかげでしっかり喰いこんでくるケースもあるでしょうし、一概にスローなゲームに向かない訳ではないです。
あくまで、根が荒いポイントで、2g前後のジグヘッドなどをずる引きして来る場合は、このライトソルトゲームアジだと柔らかすぎるので、もう少し感度重視のロッドのほうがいいと思います。
穴釣り&岸黒ゲーム&メバリング
ロッドの柔らかさから、穴釣りでガシラ狙いはもちろんOK。
岸黒ゲームでも面白いと思います。
チャリコのアタリも鮮明に取れます。
メバリングは当たり前ですね。
ただ巻きで出来るゲームだと問題なしです。
ターゲットのサイズ
もちろんチヌ年無しサイズ、大型のキビレも行けますよ。
40cmのキビレだとかなり引きますが全然大丈夫です。
折れる気配はなし。
淀川で60cmのボラも10分位かけて寄せてきました。冒頭の85cmのランカーシーバスも10分位かけてじっくりファイトしました。
ロッドの耐久性には問題が無いようです。
許容範囲がかなり広く、多様なゲームにはもってこいです。
苦手なゲーム
苦手なゲームはジグ単のアジングです。
ジグ単のアジングだと、かなり高活性なタイミングでないと、リグが十分に扱えずアタリが取れない、掛けられないという致命的な問題があります。
多少無理すれば釣れなくはないですが、ジグ単アジングの場合はもう少し感度の良いロッドの方が良いですね。
合わせるリール
合わせるリールもバリエーションを広くすることが前提です。
PE0.4号をセッティングした17セドナC2000Sや
21ナスキーC2000Sだと、キビレにバッチリです。
PE0.4号程度をセッティングしたシマノ2500番の汎用リールだと、リールがオーバースペック気味で細かいアタリがより取りにくくなります。
止めるアクションが多い場合は、やはりクイックレスポンスから選択したいところですね。
20ヴァンフォードやその派生機が良いかと思います。
ただこのクラスのリールになると1000番ボディは軽すぎるかもしれません。
まとめ
ライトソルトゲームアジは、汎用性が高いのですが・・・、
汎用性が高いということは、アジングに特化したロッドかと言われるとちょっと疑問が残ります。
このロッドで、アジングがどこまで通用するかは正直未知数です。リールのスペックとタックルバランスを見直して、今一度アジングに再度挑戦します。
なお、アジングにこだわらなければ、ブリームゲームでは非常に扱いやすいロッドであることには相違ないです。
実際ちょうど良いスペックのロッドって少ないんですよね。安物の入門ロッドが当てはまりますが、これが意外とないんです。
現状、アジングロッドはソリッドティップを中心に、
感度重視や
柔らかいものを
試しました。
ライトソルトゲームアジはバッドが異常に強く、ティップがぺなぺななので、メバリングロッドに近い。
ただ、キビレやメバリングには出来れば長さがもう少し欲しいなと思いますね。
ライトブリームゲームでなくて、いわゆる5~10g程度のリグを扱うブリームゲームには、やっぱりこれですね。
ブルーカレント77TZ/NANO
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