こんにちは。
初めて使った時は操作性やら機能やらスピニングとの違いが多すぎて、ストレスですぐにスピニングを握りたい衝動にかられましたが、釣行4回目にしてやっとベイトタックルのメリットを感じることが出来てきました。
しかし、実際はそれまでにスピニングに戻る方も結構いると思います。
そこで、途中で挫折しない為の方法と最低限の知識(意識的なことが多いです。)をまとめておこうと思います。
【ベイトタックル入門して2週間程度経った頃に書いた記事です。改めて見返してみると初心者が陥りやすいことが記載されているので改めてリライト致しました。】
※2020年のリライト記事となります。
ベイトタックルを辞めてしまう理由
まずはシンプルに結論から書きます。
スピニングタックルからベイトタックルへの転向した人が、ベイトタックルに馴染む前に挫折して辞めてしまう理由、それはベイトタックルでルアーのキャストがうまく出来ないことです。
そして、その結果バックラッシュで釣りにならないこと、バックラッシュで時間がとられることでストレスを感じてしまうことです。
そもそも、バックラッシュってなに?
っていう方もいるでしょうし、これだけだと分かりにくいので、以下で順番に説明していきます。
挫折しない為の方法と最低限の知識とは?
では、挫折にしない方法について具体的に考えていきます。
バックラッシュは必ず起きてしまうという事を理解し、キャストだけを行う練習する時間を作る事
快適にキャスト出来るようになってくるとベイトタックルは非常に楽しいです。
うまく操作出来ない状態で釣りをするのではなく、バックラッシュしても良い安いラインや使い古しのラインを用意して練習することが重要です。
スピニングリールとの違いを理解する事
初めてベイトリールを手に取ったとき、全くと言っていいほど触り方がわかりません。
スピニング熟練者であっても各部位の名称の違いや、機能の違いが多すぎて、どのように扱うか分からないという状態の方が多いと思います。
手に取った段階で、最低限の部位の名称やその機能、具体的な操作方法等を理解しておくこと(スピニングの時との違いも含めて)で飲み込むスピードは一気に変わってきます。
グリップをおろそかにしない事
スピニングタックルの場合、キャスト時とリーリング時でグリップを変えることはほとんどありません。
一方ベイトタックルの場合、基本的にキャスト時とリーリング時にタックルを持ち換えます。
これは理屈で理解するというより、まずは体で覚えてしまう方がいいですね。
ブレーキ設定が最も重要!
スピニングリールにはない概念が、このブレーキ設定というもの。そして、スピニングとベイトの一番の違いはラインを放出するプロセスが異なります。
スピニングタックルは、ルアーの遠心力でラインを放出します。
一方ベイトタックルは、遠心力に加えて、スプールを回転させてラインを放出します。
このスプールの回転の調節がキモで、その為にブレーキの設定が必要になります。
最も重要と書きましたが、
ベイトタックルから始める方はあくまでも一つのポイントに過ぎませんが、スピニングばかり触ってきた方がベイトタックルを始めた時に、壁にぶち当たるのがこのブレーキ設定です。
私もこの感覚を理解するのに1釣行無駄にしましたし、ラインも100m位バックラッシュで廃棄しました。
※バックラッシュとは
ライン放出スピードよりスプールの回転速度が上がり、ラインを逆に巻き込んでしまう現象。
ベイトタックルのグリップの方法
では、まずはグリップの方法から。
突起(トリガー)に対して、1本の指を掛けるワンフィンガーグリップ。
キャストする時の基本的なグリップです。
上から見た際はこのようになります。
では、リーリング時はと言うと、薬指と小指の間にトリガーを挟み込むスリーフィンガグリップです。
親指がリール本体を包み込むように握ります。
この状態をパーミングと言います。
グリップについては『なぜか』を考える前に『そういうものだ』と認識して覚えておくといいですね。
前編まとめ
スピニングタックルで長くやってきた人がベイトタックルを使い始めるときに感じるストレスは、ベイトタックルから始めた方以上に感じると思います。
元々スピニングでは不自由がなかった訳ですから。
ベイトリール初心者が見る動画やサイトを見ても、スピニングとの対比を紹介したものが少なく、ゼロから学ぶように設計されているようで、実際にはゼロから学ぶことが合理的であります。
しかし、個人的に感じたことは、機能の違いによるわずらわしさからくるストレスによって、心理的にはゼロからではなくむしろマイナスからスタートになっているんじゃないかと感じたのです。
違いを理解して整理出来ると気持ちの面で楽になっていきますね。
後編では、スピニングとの違いと操作性の対比について、タックルの特性についても考察していきます。
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