当サイトは記事内に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。

【ガイド間が破断したロッド修理】ブルーカレント 77M/Ti(3)スレッドのコーティング仕上げ

スポンサーリンク

前回はスレッド巻きまで行いました。

【ガイド間が破断したロッド修理】ブルーカレント 77M/Ti(2)キズの補修&スレッド巻き
前回はガイド曲がりを直してからスレッドを取り除き、折れた箇所を継ぎました。 今回はキズを補修してスレッドを巻きますよ! グリップ清掃(EVAやすり掛け) EVAのグリップがへたっていたので、やすり掛けします。 マスキングテープで保護してから...

今回は仕上げとなるエポキシコーティングを行います。

コーティング1回目

使うのはこれ。

従来の品のJEC-40より透明度が高く、低粘度で主剤・硬化剤を混ぜ合わせた後に出来る気泡の抜けも良く、大変塗りやすいジャストエースオリジナルエポキシコーティング剤です。

 

早速同量を混ぜ合わせて塗っていきます。

全部一気にコーティングしようとして、グリップ付近がぼこぼこになってしまいました。

ガイドはそれほどわかりません。

少し薄くつけすぎたかもしれませんが、スレッドを覆い切れていないですね。

研磨

これ、研磨します。

1000番の紙やすりで研ぎます。

スレッドまで到達してしまいました。

やりすぎ注意ですね。・・・危ない。

コーティング2回目

だいぶましになりました。

まだエクボになっていたり、波打っています。

ガイドは問題ないですね。むしろ初回をもっと薄くして、薄く仕上げていくべきでした。

コーティング3回目

セパレートグリップ間のみもう一度行いました。

研磨

再度研磨します。

艶消しでもいいかもしれません。

ピンラインまでは艶ありだと違和感なさそうですね。

コーティング4回目

ほぼほぼ平らになりました。

写真では写り込みませんが、わずかにはじいてエクボになっているんですよね。

光の加減でわかりますね。

僅かに波打っています。

ここも。

ここも。

ここは大丈夫なんですけどね。

仕上がり

ガイドは3回、グリップ間は4回コーティングしました。

バットガイドから順番に。

少しはじいてます。

塗りすぎました。

ここも塗過ぎですね。

ここは問題ないです。

グリップ間ももう一息と言った仕上がりです。

自重(仕上げ)

81.76gとなりました。80.33gだったので、1.43gほど重くなってしまいました。

バット側が70.64gとなり、69.45gだったので0.99gほど重くなりました。

ティップ側ですが、11.42gとなり、10.9gだったので0.58gほど重くなりました。

グリップ間にスレッドを巻いてコーティングした分が重くなった感じですかね。

またティップ側ですが、折れを補修した際のチューブラーカーボンとエポキシ接着剤の重量分が重くなったということになりますね。

まとめ

無事修理完了しました。

まだ使用していないですが、ガイドスレッドを巻きなおすだけでもかなりよみがえりますね。

専用にフィッシングモーターとか揃えないと作業が難しいですが、一度そろえてしまうとリメイクは比較的簡単にできてしまうのはいいですね。

チタンSICガイドについて

今回、ガイドを入れ替えることを検討しておけばよかったなと思いました。

この世代のガイドですが、チタンガイドにSIC-Jリングが搭載されています。なお、SICリングですが、2018年頃だと思いますが、SIC-Sに規格が変わっているんですね。

SIC-Sは、従来のSIC-Jより薄くなっている為、軽量化が見込めるんです。ただ、トップガイドは現状もSIC-Jが主流のようです。

SIC-Sは内径が大きくなっており、第一ガイドから第三ガイドが4mm、トップガイドが4.5mmのケースがあります。これは、トップガイドがSIC-Jにより、内径が第一ガイドより狭くなってしまうことを回避する為、ワンサイズ大きなトップガイドを組むという意味合いがあるようです。

軽量化を狙うのであれば、新しい規格のチタンSICで組めばよかったなと。

コメント