自作のワイヤーリーダーで、中々釣果を伸ばせなかった日がありました。
その時に感じたのは、ワイヤーリーダーのシルエットとルアーのサイズによる影響が強いのではと思っていました。
その為、今回は市販のワイヤーリーダーを別途購入。タチウオワインドで釣果が落ちる原因について、仮説と検証結果をまとめます。
※過去のインプレのリライト記事となります。
odz 形状記憶合金ワイヤーリーダーII
購入したのは、こちら。
ショートリーダーですが、7cmと非常に短いタイプです。
説明文を読む限り・・・。
全長を出来る限り短くして線径を上げて強度UPしている
とのこと。
3Dジグヘッドにセッティングしたところ、こんな感じです。
オンスタックルデザインZZヘッド、マナティピンテールにセッティングしたのはこちら。
確かに、ワイヤーを短くしたことで、フックが干渉しづらい設計かもしれませんね。
ショートワイヤーリーダー(7cm)の自作
比較の為に、7cm前後の自作リーダーを作成してみました。
以前にも自作ワイヤーの作成について記事にしています。作成手順や効果検証等を詳しく記載していますので、そちらも参照ください。
材料一覧
- スナップ 1ケ
- ステンレスクリップ 2ケ
- カラミパイプ(0.6cm) 1.5cm 2ケ
- 収縮チューブ 1cm 2ケ
なお、一番下にあるのが、odz 形状記憶合金ワイヤーリーダーIIです。
作成レビュー
スナップ側をカシメます。
ステンレスクリップを通して。
カラミ防止パイプを折り返して。
ニッパーで1ヶ所をまずは仮止めします。
ニッパーの先端でカシメると強く閉まりすぎず、適度に結束できます。
同じように、4~5ヵ所位カシメると完了です。
収縮チューブをかぶせて、ライターで炙ります。
反対側も同じようにして。
収縮チューブ、ステンレスクリップ、カラミパイプの順に入れます。
カシメて。
完成です。
大きさと形状はほぼ同じに仕上がりました。
リングの大きさもワイヤーの太さも同じくらいです。
クリップのサイズも同じくらい。
自作のワイヤーリーダーは、結束の為に使用した収縮チューブのボリュームが少しありますね。
実釣による結果
結果がはっきり出ましたよ。
自作ワイヤーリーダーと3Dジグヘッド7g(アンペイド)
ワームはエコギアのグラスミノーLのカラーがミッドナイトグロウです。
約1時間で15匹くらいの釣果!
ワイヤーは全く痛んでませんでしたね。
以下でもやりましたが、それぞれレビューすると。
odz 形状記憶合金ワイヤーリーダーIIと3Dジグヘッド14g(グロウヘッド)
結果はロストでした。
根掛かりしましたね。
バイトを拾いきれないことから、スローリトリーブを意識しすぎたボトムコンタクトが原因でした。
ターゲットのサイズがF2(太さが指2本分くらい)が多いため、ヘッドの重量が大きいことと、ワーム(エコギアパワーシャッド4インチ)が少し大きかったのかもしれません。
致命的な問題はフッキングでした。
フッキングしない理由
メインフックが上向きで掛からないこと。
トレブルのアシストフックが小さいので掛からないこと。
ただし、ワイヤーのせいで喰いが落ちる印象はなかったですね。
なお、リーダーがトレブルフックに絡まることもほとんどなしでした。
釣果は1本のみ、しかしバイトは多数です!
自作ワイヤーリーダーとZZヘッド11g(シルバー)
釣れるんですよ。
問題なく。
ただし、
マナティピンテールというワームは105mmとルアーサイズが大きいので見切られているようでした。
この日はスローが良かったので、このセットでの結果は1本でした。
ただし、問題はこれですね。
キンクしてしまったんですよね。
フックに絡まってキンク。
こうなると使いものにならないので交換です。
しかし、写真の上部の形状記憶合金ワイヤーリーダーは一切キンクしていませんでした!
キンクする理由
このキンクは、ワインドアクション特有で、もちろんメタルジグのジャークでも同様にキンクしてしまいます。
なぜ起こるかというと、
ワイヤーがフックに絡んでいる時にワインドアクションさせるとキンクしてしまいます。
元々のワイヤー自体が柔らかいので、こうなるんでしょうね。
自作のワイヤーはこれです。
キンクしやすいのは、明らかに自作のワイヤーリーダーの弱点ですね。
形状記憶合金ワイヤーリーダーも同じようにフックに絡んだことはありましたが、ここまでぐちゃぐちゃにはならずに普通に使えていました。バイトに対する感度、キンクに対する強度は形状記憶合金ワイヤーリーダーIIが優秀です。
では、自作のワイヤーリーダーが使えないかというとそれはないですね。
ワインドアクションを中心にゲームを展開すると、キンクしてしまう状態はどうしても避けられないと思います。スローリトリーブでの、バイトを拾うのであればキンクするリスクは下がります。
その為、ワインドアクションの際は形状記憶合金ワイヤーリーダーIIのほうがアドバンテージがあります。
まとめ
odz 形状記憶合金ワイヤーリーダーII
- 強度は申し分なし。
- 感度もバッチリ。
- キンクもしづらい。
- 使用感良く扱いやすい。
- ルアーチェンジもスムーズ。
デメリットは、ほぼありませんでした。
自作のワイヤーリーダー
- 強度は申し分なし。
- 感度もバッチリ。
- 使用感良く扱いやすい。
- ルアーチェンジもスムーズ。
デメリットは、キンクしやすいこと。
釣果については、使用するルアーに影響されましたね。
ワイヤーリーダーで喰いが落ちる可能性はもちろんありますが、基本的にはルアー形状と重量を意識してから、リーダーについて検証した方が釣果が安定すると思います。
特に、今回はヘッドサイズ、ルアーサイズでのヒット回数の差が明らかに違いました。
バイトのみでいうと、ワインドアクションにはあまり反応が無かったので、ルアーローテーションは重要ですね。
実際の釣行記事はこちらです。
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