ダウンロックのスピニングロッドやベイトロッドでフロントフードグリップが大きい件です。
フロントグリップレス化
フロントフードのグリップがEVA素材でのヤツです。

わかりやすい例ですと、ヤマガブランクスのブルーカレントシリーズのフロントグリップです。ブルーカレント自体はかっこいいのですが、装飾はかなり控えめで、加えてフードナットのグリップが大きい。
こういうロッドをスタイリッシュに仕上げるポイントとして、フードナットのグリップレス化するというものです。参考例はこちらです。

改造における注意点
ほとんどの場合、バッドガイドを外す必要があるのですが、ガイドを外すと最悪の場合こうなります。

上部写真の下が一度ガイドを取ってから、取り付けたガイドです。テキトーにスレッドを巻いて、簡易的にスレッドコーティングしただけなので、見た目が汚いです。

ガイドラッピングが出来ないとしない方がいいです。純正の状態だとこんな感じでスレッド自体も元のものを用意するのは難しいですね。

なぜなら、製品情報が中々出回っていないんですよね。非開示だったりします。
EVAをはがす
ラジオペンチで強引にはがします。

フードナットのみに。

リング等があるので、これも再利用できる場合もあります。

続いてフードナットを取り出します。

フードナット加工

サバロさんで、マグナムクラフト製のカーボンチューブとワインディングチェック、TOPリングを購入しました。
なお、フードナットの新品も購入しています。
- メーカー:FUJI
- 品名:KNフードパーツ
- カラー:GM(シャイニーグレー)
- サイズ:16

左側が新品、右側はブルーカレント77tiのもの。
表面のフィニッシュがはがれています。

ちょっとわかりにくいかもですが。

グリップの長さを決めて、グリップ部を削ります。

1cm位です。
カーボンチューブをカットします。

トップリングを合わせます。

- メーカー:Magnum Craft(マグナムクラフト)
- 品名:カーボンフード&TOPリングセット
- サイズ:22ミリ
- カラー:ガンメタ
結構キツイので押し込む必要があります。

装飾のリングですが、、トップリング以外無しです。
ワインディングチェックの取り付け
ワインディングチェックですが以下です。
- メーカー:matagi(マタギ)
- 品名:リールシートスクリュー側ワインディングチェック(D16-FR)
- カラー:ダークガンメタル
- サイズ:16-11.0

内径が11mmですが、少し余裕がある感じです。EVAを除去します。

ワインディングチェックを入れると。

スレッドを巻いて、ちょうどですね。
グリップレスフードナットの仕上がり
アドバンスメントSBR68のグリップレス化です。

これは純正のものに前回ブルーカレント65TZと同じ内容で改造しました。

ブルカレが2本とアドバンスメント1本です。

ブルーカレント77tiは何度か記事にしていますが、最終的には飾り巻きも手を入れてますので、別途紹介します。

フードナット3種類ですが、上部がIPカラーで現行です。
真ん中がブラックが廃盤です。
下部は今回作業内容を紹介したGM(シャイニーグレー)ですね。

かなりスタイリッシュになります。
ロッドを自分で補修している方はぜひチャレンジしてみてください。
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