2024年、オリムピックのチニングロッド『シルベラードUX』が新規リリースしました。
夏が終わる直前に何とか今シーズン使用できるよう購入しました。今回は外観とファーストインプレッション、ファーストフィッシュの内容をご紹介します。
シルベラードUXとは?
以下オリムピック公式の紹介文です。
チニングブームを牽引してきたシルベラードが遂にUXシリーズで登場。ボトムゲームを主体としながらも、プラグゲームにも対応する高い汎用性を併せ持つシルベラードの基本性能を継承し、コストパフォーマンスの高いロッドに仕上がりました。これからチニングを始めようとする方だけでなく、多くのチニングユーザーに手にしてほしいモデルです。
オリムピック公式HPより
極力コストを抑えたモデルですね。
なお、スタンダードな3仕様がラインナップされています。
BAIT MODEL
24GSILUC-762ML
ベイトモデルのこの762MLのみ。最も汎用性が高いモデルで、無印シルベラードやプロトタイプでも主戦力となる一本ですね。
ベイトモデルが得意とするフリーリグなどのボトムゲームを主体としながらも、プラグゲームにも対応する汎用性を併せ持ちます。これからベイトチニングを始めようと考える方へおすすめの1本です。
オリムピック公式HPより
SPINNING MODEL
スピニングモデルは2本ラインナップ。
24GSILUS-762ML
スピニングタックルのスタンダードモデル。
フリーリグを使用したボトムゲームからポッパーを使用したトップゲームなどチニングで使用するルアーに対応したスタンダードモデル。スピニングのトラブルの少なさからこれからルアーフィッシングを始める方にもおすすめしたいモデルです。
オリムピック公式HPより
24GSILUS-782M
冬場等で重宝するロングキャストモデルです。
若干短いかもしれませんが、ワインドにも使える強さがあります。
少し重めのリグやプラグなどの使用に対応したモデル。遠投性能と操作性を両立させたレングス設定。遠くのバイトもしっかりとフッキングできるパワーで魚に主導権を与えない強引なファイトが可能です。
オリムピック公式HPより
今回購入したのが、スピニングモデルの24GSILUS-762MLです。
以前からスピニングモデルを探していたのもあって、価格的にもお財布に優しいUXモデルにしました。
24シルベラードUX 762ML(スピニングモデル)の外観
UXは日本製ではなく、海外製品です。
メーカー公式には、弊社が厳重な品質管理のもと、中国工場またはベトナム工場で製造したものと記載がありました。
無印シルベラードから1万円引き位でして、実売25,000円位でしょうか。
ガイドや使用されているカーボン素材が若干スペックダウンしますが、大手メーカーだとスタンダードモデルのスペックです。
762ML、782Mのラインナップでしたが、どっちも欲しいと思いながらも守備範囲が下限に広い762MLをチョイス。
フードナット(フロントグリップレス)
装飾も少し抑え気味ですが、フロントグリップレスのダウンロックリールシート。
色もグレーをベースとした落ち着いた印象です。
エンドグリップ
エンドグリップのEVAは無印シルベラードの方が高級感がありますが、デザイン性も良くまとまった仕上がりです。
フェルール
無印シルベラードはスピゴットフェルール(印籠継)ですが、こちらはオーバープットフェルール(逆並継)です。
無印と比べてUXではさらにあっさりとした装飾の印象ですが、機能的・見た目も必要十分だと思います。
ガイド
バットから順番です。
ステンレスSICガイドです。
実売で10,000円の差がありますが、ガイド素材、リング素材による差が大きいですね。
ファーストインプレ総括
手にした印象としては、価格的には満足できるロッドだと思います。
ただ23年のシルベラードを所有している方だと、若干スペック面や持ち重り感が感じるかもしれません。
使用している素材の差
また具体的な差異として、カーボンシート自体もコストダウンが図られており、
23シルベラードだと、
- 高強度炭素繊維「トレカ®T1100G」と「クワトログラファイトクロスXX」「G-MAPS製法(PAT.)」の組み合わせ。
- また自重差になる、軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドを搭載。
軽量かつ高強度・高弾性のパワフルブランクスに仕上がっています。
一方24シルベラードMXでは、
- バットセクションには「グラファイトクロスLV」を採用。
- そして、ステンレスフレームSiC-Sリングガイドを搭載。
軽量・高感度でありながら粘りあるブランクスを実現。とメーカー公式にも記載していると通りの印象ですが、高弾性感は少し劣るかなという感じを受けました。
自重と感度の差
そして、それぞれの自重ですが、無印シルベラードの自重が85gに対し、MXが93gとなっており、ガイドリングの差が大きく出ていると思います。
そして、重さの差によるものかわかりませんが、感度は少しMXの方が甘いかなと。
ただ、ほとんどわからないレベルです。
ロッド自体は弾性の違いがあるように思いますが、
実釣レポート(7/27)
先週実釣に行ってきました。淀川左岸でナイトゲームです。
7gのフリーリグでテスト。
18イグジスト2500XHに合わせています。
見た目は綺麗で、高価格帯のロッドとそん色ないです。
上げのタイミングではいれました。
コツコツとアタリがありますが、リグが重すぎるのか乗らないです。
5.3gのテキサスに変更して。
1度乗りましたが、ばれます。喰い込みが甘いのかもしれません。
もう1段階下げます。3.5gのフリーリグに1.7インチのワームですね。
基本的にはクレイジーフラッパーが最強で、リトルスパイダーが万能だと思っているんですが、結局スローフォールに喰わせる場合や、
バイトがはじく際にリグの重さを調整することで、ばれていたキビレがかかってくれます。
何とかきれいにフッキングが決まりました。
サイズは39cmなり。
TOTALで10バイト以上、3ヒット位しましたが、キャッチできたのは1枚のみでした。
フィールドとタイミングによってはアタリがもぞもぞで、悶絶のケースもある中で1枚とることが良かったです。
このロッド3g位まで扱える点がかなり良いと思いました。
特に渋い時に軽くできるという選択支があるというのは、必ず取りたいときに結果をもたらしてくれますね。
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