2023年、オリムピックのチニングロッド『シルベラード』がリニューアルしました。
注文した所すぐに到着したので、外観の紹介とファーストキャストによるインプレッション、ファーストフィッシュを紹介します。
単に写真を貼ってつらつらと書いていくだけで申し訳ないですが、印象に残ったポイントが伝わればいいかなと思います。
シルベラードとは?
ボトムチニングの先駆け的ロッド。
その為、ボトム感知は抜群です。
前モデルが2017年なので、6年ぶりに刷新したようです。当時もベイトモデルを所有していましたが、紛失してしまっておりました。
シルベラードについて詳しく説明しようとしても、調べて貼り付けるだけの内容になってしまうと思うので割愛いたします。
オリムピックの公式の紹介ページは以下です。
23シルベラード
17シルベラード
前モデルからの変更点は?
今回の変更点はシンプルですね。
前モデルである『17シルベラードは折れる』という口コミがいくつかありました。
トレカT1100Gというカーボン繊維を搭載。またカーボンをシート化(カーボンプリプレグ)する際のナノアロイ技術(樹脂で固める工法?)により、ロッド自体が高強度、高弾性に仕上がっているそうです。
※シルベラードプロトタイプとの違いは、T1100Gよりもっと高品質なトレカM40Xをバット部に搭載しているという違いになり、バット部がより強固になっています。
チタンフレームトルザイトリング搭載ですが、ティップのみSICリングにデチューンされています。
ここはコストダウンの為だと思われます。
ただ個人的な感想として、トルザイトリング特有のライン鳴りがあるため、一概にデチューンという訳でもないと思います。
加えて、細かいポイントとしては、トリガーデザインやフードキャップの質感も変更となっています。
外観
では外観を見てきます。
写真が暗くてすみません。
キャストウェイトの上限が14gから18gに上がっております。
フードナット(フロントグリップレス)
なお、フードナットにアルミ製のリングが付いており、いわゆるブランクタッチができるグリップレス仕様です。
後で紹介するファーストキャストした釣行の際に感じたことですが、このフードナットが冷たいんです。この冷たさはパーミングしてるとつらいので、冬場はちょっと使いづらいかもです。
手袋すればいいじゃんと思うかもしれませんが、指が空いたグローブだと指先がちょうどアタルんです。ここは気を付けたいポイントですね。
エンドグリップ
なお、エンドグリップはデザイン、サイズ共に良い感じです。
フェルール
印籠継です。
フェルールは前モデルを踏襲しています。
インロー継は綺麗ですね。
リールシート
ACSからECSへ変更となっています。
ACSリールシートはトリガーが分厚くて、長時間使用していると薬指と小指の指の間が裂けるような痛みが出る場合があるんですよね。
ガイド
バットから順番です。
バットのみダブルフットでリバース付けですね。
以降シングルになります。
ここまではチタントルザイトリング。
トップがチタンSICです。
ファーストキャスト(2023/3/19)
淀川左岸でファーストキャストしました。
夜明け頃にエントリー。
23年はまだ全く釣れていないので、単なるキャストテストをしに来ているだけになっています。
合わせたのは22シルバーウルフSV TW 1000XH PEスペシャルです。
10gのフリーリグ、テキサスリグをキャストしましたが、ワーム(クレイジーフラッパー2.8インチ)の重さもあり、若干しょい込む感じになってしまいます。
復元力も強く、ブレも少なく、曲がり込みもいいんです。
ただ、私が強くまげてキャストするのが苦手なので、(単にヘタクソなだけ)ちょっとピーキーな印象でした。
パリっとしているんですよね。それがいいんですが、初心者とか、私みたいにヘタクソな人は重めのリグを背負ってキャストするのはちょっと怖いです。
ファーストフィッシュ!(2023/3/31)
左岸へ連続エントリーしていましたが、さすがにポイント変更で右岸に来ました。
7時前にエントリーです。
前回はシルバーウルフSWTWでしたが、今回は22メタニウムシャローエディションXGでボトムゲーム。
今回は7gのフリーリグにリトルスパイダー3インチをセット。
下げのタイミングです。
私個人の癖かもしれませんが、22メタの方が相性がいいかも。メインラインは0.8号のPE4Xですが、7gだとかなりキャストフィールが良くなります。
飛距離もかなり出ますね。
ファーストフィッシュは、7時20分頃です。
流れ強く出てくるタイミングだと思います。ボトムで違和感があり、誘ってステイするとコツっとヒットしました。
このロッドはきれいにロッドが復元してキビレが寄ってきますね。
分厚い。
実は口にかかっていないんですよね。
危ない、ギリギリ掛かりました。
初フィッシュです。
サイズは41cmでした。
ドラグはほぼフルロック状態ですが、リールのドラグ力は純正より弱い(ドラグサウンドチューンの為)状態です。
若干走った時に追従してくれて、ロッドの粘りが良く、突っ込みもうまく力を消してくれているような使用感です。
固めのロッドだと疲れるんですけど、それが無いですね。
続けて40分後に、キャスト後すぐのボトムでコン!
かなり優秀なロッドです。
1cmサイズアップ(42cm)しましたが、掛けてからのやり取りは余裕ですね。
安定のリトルスパイダー3インチでの釣果です。
23シルベラードのポテンシャル
シルベラードのインプレションを紹介しました。
まず、ネガティブなポイントとして、キャスタビリティにおいて使い手を選ぶかもしれません。
しかし、
『どっぷりとチニングをやりたい』とか、『ブリームゲームを始めよう』とか、『次のクラスのロッドの買い替えを検討している』等、そんな目的だと23シルベラードは必要十分だと思います。
2釣行でトータル5時間程度の使用ですが、良い意味で17モデルとほとんど変わらない使用感です。
前モデルは高弾性で攻めたロッドであり、その結果ロッド破損が起きている方が一定数いると思います。
その為、22シルベラードの進化により強度UP・破損リスクが低下していれば、非常に良いロッドに仕上がっていると思います。
またプラスαとして、繊細なアクションもいけるし、若干パワーアップしている感じは受け取れると思いますよ。
3メーカーのチニングロッドの比較記事はこちら。
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