2022年にシルバーウルフ、ブレニアスブランドからハイスペックチニングロッドがリリースされました。
そして、2023年ですが、中堅クラスのロッドが次々リリースされています。
ベイトタイプのラインナップが充実してきたので、チニングロッドを選ぶ際に候補に出てくる3本を紹介していきます。
特に価格も抑えているので、初めてチニング、ブリームゲームに挑戦する方にもおすすめの機種だと思います。
23年追加のチニングロッド
23年に追加になったモデルですが、下写真上の23シルベラードが17年モデルから刷新されてリリースされています。
写真の一番上のロッドは、オリムピックの23シルベラードGSILC-762MLです。
中のシマノの23ブレニアスB74ML-Sですが、ボトムゲームの為に19ブレニアスに23年に追加リリースされたモデル。
そして一番下は、昨年リリースされたダイワ製の22シルバーウルフMX76MLB-Sです。
それぞれ多少スペックの差があるものの実売実売価格が2万5000円~3万5000円のレンジに入ってくるモデルです。
個別のインプレと内容を紹介していきますが、シルベラードとブレニアスは実釣で使用したのが1回のみでまだ掛けていないので、詳細はまた改めてリンクを張っていきますね。
ファーストインプレ&ファーストフィッシュ
23シルベラードGSILC-762ML
22シルバーウルフMX 76MLB-S
23ブレニアスB74ML-S
外観と大まかな違い
ざっと外観をチェックしてみます。
左から23シルベラード、22シルバーウルフMX、23ブレニアスの順です。
それぞれブランクタッチが出来るリールシートになっています。なお、シマノ、ダイワはリールシート自体は自社開発のようです。
冬場はフードナットが冷たく感じることがありますが、22シルバーウルフMXはEVAに触る形なので、冷たく感じにくくなにげに良いポイントです。
またグリップが長いのが、22シルバーウルフMXですね。
23ブレニアスはコルクグリップ。
エンドグリップですが、それぞれ形状に違いがありますが、サイズ感はそこまで変わりません。
トリガーのサイズ感もそれほど変わりません。
違いをまとめておきます。
ガイド
23シルベラードのみチタントルザイトの高スペックガイドを搭載しております。その他はステンレスSICなので、かなりスペック差がありますね。
23シルベラードGSILC-762ML
チタンフレーム・トルザイトリングガイド。トップガイドのみチタンフレームSiCリングガイド
22シルバーウルフMX76MLB-S
ステンレスフレーム+SiCリングガイド
23ブレニアスB74ML-S
ステンレスフレーム+SiCリングガイド
ブランク
特徴的なのが、オリムピックの23シルベラードのみ高強度と高弾性率化の両立を実現した、東レ(株)炭素繊維「トレカ®T1100G」を搭載している点ですね。
なおブランクは日本製です。
シマノ、ダイワは中国製になっています。
ティップ
23シルベラードのみチューブラーですが、ティップの入り方はソリッド2機種と大差がないと思います。むしろソリッドの2機種が自然な曲がりという感じですね。
23シルベラードGSILC-762ML チューブラー
22シルバーウルフMX76MLB-S ソリッド
23ブレニアスB74ML-S ソリッド
自重、ルアーウェイト
23シルベラードが軽くて、22シルバーウルフがスペックの割に健闘していますね。23ブレニアスのみ自重が重くなっています。
その反面、ルアーウェイトの上限が一つ抜けています。
23シルベラードGSILC-762ML 94g 3-18g
22シルバーウルフMX76MLB-S 98g 4-18g
23ブレニアスB74ML-S 115g 3~24g
価格(定価)
23シルベラードが4万円弱です。妥当と言えば妥当ですね。軽さとか操作性で考えると22シルバーウルフMXがうまくまとまっている感じでしょうか。
23シルベラードGSILC-762ML 39,160円
22シルバーウルフMX76MLB-S 35,600円
23ブレニアスB74ML-S 31,000円
ルアーキャストした印象
3本投げて分かったことですが、私ベイトロッドのキャストがあまりうまくないのです。
※合わせたリールは、22メタニウムSEXG、22シルバーウルフSVTWXHです。
10g以上からはルアーウェイトを上げてもあまり飛距離が伸びないんですが、23シルベラードでキャストしたときに、自分の力量の問題でロッドを曲げて反発力をうまくいかせていないことが分かりました。
それが分かっただけでも大きな収穫ですが、せっかく買ったロッドがうまく活用できないともったいない・・・。
キャストがいまいちという前提で、ファーストキャスト時のインプレを記載しますね。
23シルベラードGSILC-762ML
一番ピーキーで感度抜群です。
ピーキーと言っても使いやすいロッドだと思いますが、中でもキャストコントロールが一番難しいんですよね。(私がへたくそだから。)
ボトム感知は一番優れていますし、キャスト時にロッドのブレはほぼないです。中、近距離での巻きのボトムゲームやバンピングは抜群の結果になると思います。
22シルバーウルフMX76MLB-S
ちょうど中間的な印象です。
ボトム感知は優れていると思います。ソリッドティップでガイドスペックをカバーした形ですかね。
10g超えてくると操作性もキャストも若干もたつく感じですね。本来はもっとまげてキャスト出来るんだと思いますが、ヘタなんでそう感じるだけだと思いますが。
23ブレニアスB74ML-S
ロッドが曲がりやすく、キャスト面が非常に安定します。
2本に比べてティップがわずかに柔らかい。しかし10gのフリーリグシンカーでも余裕でキャスト出来ます。しかし操作性は損なっていないんですね。
しかし、感度が少し甘いのとロッドを振った際に若干ブレが残り、収束までに時間があります。その為気を付けないとスタックするリスクが高まります。
自重が気になると思いますが、ロッドが軽いと合わせるリールによっては先重り感が出るんですが、ブレニアスは先重り感は感じないのでロッドバランスが良く、自重が気にならないです。
3大メーカーのチニングロッドを使ってみて
どのメーカーのチニングロッドも仕上がりは抜群に良いです。
いわゆるボトムゲームで掛けるノウハウが十分に蓄積された結果がロッドに反映されています。これは腕前がいまいちな自分でも十分に理解できますね。
どれを選ぶべき?
価格とスペックが正当に並んでいるので、自分の予算にあったものを購入すればいいと思います。
多少の違いはありますが、大まかにはメインとなるボトムゲームを中心に釣行をするのでしたら、今回紹介したどのロッドでも何も問題ないと思います。
ティップの違いや自重、キャストウェイト等を参考に選ぶと良いでしょう。
注意すべき点は?
チニングロッドに限ったことではないですが、好感度、高精度なロッドは比較的破損リスクが高まります。
比較的安価で汎用性が高いロッドの方が実は破損リスクが低いことが御座います。
今回紹介した中でも多少強度差はあるかもしれませんが、使用において心配であれば、下位クラスのロッドでもいいかもしれません。
3大メーカー以外のロッドはどうなの?
なお、各社から多数のチニングロッドがリリースされています。(今後も増えてくると思います。)結局のところベンチマークはシルベラードやシルバーウルフを意識した作り込みや、少しアレンジしたものが中心になると思います。
基本的には、極端なスペック偏重や独自の特徴を備えたロッドでなければ、今回紹介したロッドで概ねカバーできると思いますし、好みのメーカーがあれば、ある程度方向性がはっきりしてきているのである程度の仕上がりにはなってくるんじゃないかと思います。
だたし、インプレ等の情報は少なくなると思いますので、今回紹介した中から選んでもらえると基本的には問題ないと思います。
まとめ
私の一押しはやはり23シルベラードですね。結局このロッドを手に取ってしまいます・・・。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。
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