こんにちは。
今回はシマノルアーマチック80Lのインプレです。

バーサタイルスタイル
低価格帯エントリーモデルとして人気のルアーマチックですが、かなりバリエーションに富んでいます。メインターゲットが特になければ、なるべく対象魚種や適合ウェイト、適合ラインの許容範囲が広い方がいいんです。

ルアーマチックの公式のHPにはこのように紹介されています。
シマノクオリティをその手に、
バスで、トラウトで頼れる高性能と充実のバリエーションが魅力の「ルアーマチック」。幅広いルアーゲームに対応、高性能&充実バリエーション。
メバル、アジといったショアからのライトルアーゲーム、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、はては淡水でのバス・トラウトゲームまで、幅広いルアーターゲットに対応するハイコストパフォーマンスロッドが「ルアーマチック」。
自社工場生産によるシマノ基準の高品質、万全のアフター体制など、普及モデルを思わせない安心感を味わえます。デザイン面でもゴールド色のメタルリングを2個配置し、シックな高級感を演出。さらには入門者にも視覚的に選びやすい色分けされたタグを採用するなど、ひとつ先行く工夫も魅力です。
シマノHPより引用
ルアーマチック、数あるバリエーションの中で、選んだのがルアーマチックS80L。
公式ではS80Lの紹介はこのようにされてます。
[S80L] ソルト全般に対応するモデル。特にシーバス、タチウオゲームに最適
シマノHPより引用
20g程度のメタルジグが許容ウェイトの上限・・・こういうことですね。

対象魚はシーバス、タチウオ、チヌ、サゴシ・・・etc。
いわゆる、メインとなるルアーが4~20gまでで取り扱いがしやすいということです。
まさに魚種を選ばない、おかっぱりからライトキャスティングのド本命のバーサタイルロッドだ!ということです。
スペック
以下公式スペックです。
- 全長(m):2.44
- 継数(本):2
- 仕舞寸法(cm):125.8
- 自重(g):135
- 先径/元径(mm):1.6/11.0
- 適合ルアーウエイト(g):4~21
- 適合ライン(ナイロン/lb):0.5~1.2(PE号)、3~12(ナイロン)
- グリップ長さ(mm):251
- カーボン含有率(%):95

付属品に専用袋付き。

リールシートは最低限ですが、全体的に若干持ち重りがあります。シマノ2500番台のリールが最適ですが、220g位が良いかなと。
その為、2500番でも軽いリールだと若干扱い辛いです。

グリップは長くて、タチウオや中型青物が掛かったときにしっかりと脇に固めて巻き上げることが出来ます。
使ってみた印象
あくまでエントリーモデルの低価格帯のロッドなので、キャストの際に全体がぶれやすいですが、ティップは比較的しっかりとしたハリがあります。

5gだとちょっとしんどいですが、7g位から扱いやすいですね。

フロートアジングでのアタリを取ったり、チニング・ブリームゲームでボトムゲームでもティップが強すぎることもなく、専用ロッドに対して遜色ないスペックです。
柔らかさ?ブレ?
ただ、このブレによる掛けと掛かりの調整はどうしても高度になり、、、テクニックがいりますね。柔らかいというのではなく、このロッドはぼやけたブレがあるんですよね。

向こう合わせやオートフッキングだと何ら問題になりませんが、掛けに行くときのブレによる合わせの遅れ、そしてティップ自体硬さは、対象魚によっては掛かりが甘くはじいてしまったり、時にかなりの技術を必要とします。
その為、ロッドの粘りを生かしてバチ抜けシーバスとか、小型青物狙いのショアキャスティング、ジギングとかおもしろいでしょうね。

タチウオワインドは自重がマッチするでしょうし。

かなり広範囲の用途があり、特に走る魚種がターゲットだとポテンシャルを発揮しやすいですね。
全体的には柔らかめのロッドの部類ですが、柔らかさがブレとして出ている点が少し残念な気がします。
しかし、玄人がとりあえずバーサタイルに使用するのにマッチするんですよね。安いタックルで釣りを楽しむというスタイル。
その意味では、素人や初心者が扱えないということではなく、専用ロッドで拾えるアタリはどうしても見逃してしまうということです。

バーサタイルなので仕方がないのですが、安かろうではないという奥深さがあります。ただし、重さが犠牲になる軽量リグを使用したゲームの場合はかなりしんどいですね。
自重がそもそも135gもある為、やはり4~21gのルアーウェイトですが、4gはちょっと現実的な操作感ではないです。

ブランクスの強さ
このロッドの最大の特徴かもしれませんが、ブランクス自体は強いです。かなりのサイズ迄勝負できます。伊達に135gもある訳じゃない。つまり不意の大物でも対応できるので、出来ればしっかり目のPEと組み合わせることがベター。
ただし、ルアーウェイトは30gが限界ですね。しっかりと重みを感じながらキャストすれば30gのジグも投げられます。
投げられるというだけで、アクションはダラダラしたものになりますが。
ルアーロッドだが・・・
ちょっと短いですが、結局サビキとか、ちょい投げのキスとか、かご釣りとかも行けます。その意味では、ルアーロッドの枠だけではないポテンシャルがあります。

購入を迷っている場合は、予算もありますが、ターゲットは何かということから考えてみて専用ロッドか汎用ロッドか選択するのがいいですね。
特にチニング・ブリームゲームの場合、ホームグラウンドがハードボトムだと使いにくいでしょうし、ライトリグでスローでズル引きスタイルだと、ティップが強すぎるかなと思います。
まとめ
お金を出せば感度がいいロッドは数多くありますが、この価格でこれだけの使用感を実現できているのは素晴らしいなと思います。
複数ロッドを所有して、ポイントやゲームでタックルを変える方だと、とりあえずこれは買ってみても後悔しないと思います。

いろんなシチュエーションで活躍できるポテンシャルがあります。こいつでランカークラスを釣ってみたい、そんな気持ちにさせてくれるタフなロッドです。
2020/10/2追記
4ピースタイプも購入しました!!

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