【リールメンテナンス】17サハラ 4000XG(購入から半年のオーバーホール)

購入から約半年。

ショアジギを中心に使用してきた17サハラ4000XGですが、

真冬ということもあり、最近はお休み状態です。

まだまだ綺麗な状態ですし、違和感等は一切ありませんが、このタイミングで一度オーバーホール(分解清掃)しようと思います。

あわせて読みたい
2017年シマノリール 17サハラ4000XG インプレ ショアジギングで2500番台のリールを使っていて不安になったことはありませんか。予期しない大物がヒットした際、リールのドラグ性能が乏しく、ラインブレイクした経験...

なお、今回はボディ部のみです。

目次

オーバーホールの必要性

リールのオーバーホールですが、定期的に行うのが良いです。

普段のメンテナンスですが、釣行後すぐに汚れを落とし、しっかり乾燥させてからオイルを注油する 位はした方が良いです。

そうすれば、ある程度良い状態をキープできると思います。

リールを使用していて、雨に降られたり、海水がかかったり、砂が入ったり・・・何等かのトラブルが起きると思います。

出来れば、費用かけずに自分でメンテナンスしたいですよね。もちろん、安価なリールであれば、構造もシンプルなのである程度自分でもできると思います。

自分でメンテナンス、オーバーホールすることで、リールの良い状態を維持できるし、構造を理解することでそれぞれのリールの個性を生かしたゲームもできるようになります。費用を惜しまなければ、メーカーやカスタムショップでオーバーホールに出すのもアリだと思いますが、依頼するにしても、オフシーズンを狙ってうまく依頼するようにしたいですね。

用意するモノ

グリスとオイル・・・これが無いと始まりません。

アブガルシアリールグリス

ナスカルブ

ピンセット、ドライバー、モンキーレンチ(もしくは12mmの六角レンチ)

ドライバーは、プラスとマイナスがあると便利です。

パーツクリーナー(もしくはジッポオイルや灯油)・・・油分や汚れを落とします。

ビンとつまようじ・・・ビンは100円均一などで売っているモノです。つまようじはグリスアップや、ベアリングの注油の際に使ったりします。その他ウエスが必要ですが、自分はキッチンペーパーを使っています。

ただし、ボロボロとカスが出ないタイプでないと、カスがリール内部に侵入するので注意してください。

順番にバラす

まずは、スプールとハンドルを外します。

ローターナットを外します。

丸い座金を外さないとローターナットは外れないようになっています。

無事ローターが外れました。ボディガードを取ります。

そうすると、ボディが4つのボルトで止まっているのがわかりますね。

ボルトを順番に外していきます。

ボディが開きます。摺動子(シュウドウシ)ギアの下がグリスまみれになっているのがわかりますか?

続いてローラークラッチを取ります。ボルト3つを外すと取れます。

4つ目を外すとローラークラッチを開けてしまうので注意してください。

それでは、メインシャフトを取ります。ドライバーの先端のボルトを外します。

そうすると、メインシャフトがすっぽり抜けます。

先ほどのボルトが付いていたパーツが摺動子(シュウドウシ)です。これがフリーで動くようになるので、ドライブギアが外れます。

内側がグリスでべっとりですね。

金属パーツを洗浄する

金属パーツをビンに入れていきます。

ここで、パーツクリーナーをヒタヒタになるまで噴射します。

10分位置くと、グリスやほこり等が取れます。

ドライブギアがきれいになりました!

ピニオンギアもピカピカですね!

ベアリングの洗浄とオイルチューン

リールオイルですが、ナスカルブというオイルを購入しました。

これを購入したきっかけでオーバーホールをしたようなもんですね。

ボディー内部のパーツ一覧

綺麗になりました。

ベアリングもスルスルです。

左から・・・

  • ボールベアリングが4つ
  • ドライブギア、ピニオンギア
  • 摺動子ギア、摺動子、座金が3つ(7mm×10mmのシム)
  • 摺動子を固定するボルト
  • 摺動子ガイド
  • メインシャフト

グリスアップと組み上げ

金属パーツはグリスを薄く伸ばして付けます。

軽く馴染ませる位でOKです。

ベアリングはオイルを注油します。ドライブギアとピニオンギア、摺動子ギアの接地箇所ですが、グリスをしっかり添付します。

分解した工程と逆に組み上げていきます。

ボディを合わせる前に、合わさるところにグリスを添付します。合わせた後でグリスで隙間が埋まるようにシールするイメージ。

注意点として、座金(7mm×10mmのシム)は蓋側に装着するようにしてください。

反対側にすると、バランスが崩れて回転が安定しなかったり、ギアのかみ合わせにも影響します。

なお、ギアがゴロゴロする場合やガタがある場合は、再度ボディを開いてギアをずらして組み上げることで、ガタつきが取れてスムーズになることがあります。

オーバーホール完了

非常に綺麗に仕上がりました。汚れはしっかり取れ、グリスアップ・注油も出来ました。実際に回転はどうかというと・・・・、以前とあまり変わりませんでした。

グリスが固めなので、数回使えばグリスが馴染んでスルスルになると思います。

17サハラ4000XGを分解してみて、作りはシンプルですが剛性はしっかり感じられましたし、パーツの劣化もなく、水や塩の浸食も見られなかったので安心しました。

これだけの完成度だと、1000番やC2000番クラスでもそこそこ使えるかもしれませんね。今回はボディ部のみでしたが、ラインローラー、ハンドルノブは別の機会にやりたいと思います。ローラークラッチに関しては、購入1年をめどに分解して状態をチェックするようにします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次