ウルトラライトショアジギング(ULSJ)ってご存知でしょうか。
無理やりつけたネーミングみたいですが、
簡単に言うと・・・アジングタックルやメバリングタックルのようなライトタックルで、10g未満のジグでサバとか、ツバスとか、カマスを狙うルアーフィッシングの事を言います。
いわゆる夏の釣りですね。
※過去(2018年7月16日)のリライト記事です。
ULSJのタックルの解説
春から夏にかけて、サバやツバス、カマス等の青物の小物をターゲットにした釣りなので、
フロートやキャロを搭載したアジングタックル、
ライトブリームゲーム(チニング)のタックル、
メバリング用のタックル 等を流用すればOKですよ。
それでは、自分が使用しているタックルを解説します。
ドラグを効かせれば、バッドのパワーは非常に強いので、60cmクラスのボラやシーバスでも十分ファイト可能です。
実際にブリームゲームでもよく使用するタックルなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ロッド
OGK ライトソルトゲームアジ692(LSGAJ692)
ルアーウェイトは5g迄ですが、ルアーの重みをしっかり感じながらゆっくり投げれば、10g位までは投げられます。
7フィート前後が良いですね。またロッドのスペックは低価格もので十分です。
リール
シマノ ストラディックCI4+C2000S
リールはできる限り高スペックのほうが良いです。特に自重が165g程しかない為、ロッドの自重が100gを下回る場合は特に非常に扱いやすいです。低慣性のローターのおかげで感度は抜群です。
より高スペックであれば、こちらを使いたいところです。
シマノ 23 ヴァンキッシュ C2000S
ライン
アルファタックル PEEWEE ライムグリーン 150m 0.3号
少々値段がしますが、しなやかで強度が抜群で、非常に細くキャスタビリティーはかなり良いです。
デメリットですが、ガイドに糸がらみしやすいことですかね。
可視性だとイエローのほうが見やすいと思います。
リーダー
ヤマトヨテグス フロロバリュースター300m 1.5号 6LB
リーダーはフロロカーボンの1.5号(6LB)を使用しています。
本来はリーダー用ではなく、道糸のモノですが全然問題なしです。
ノット
3.5ノットがおすすめです。
ラインを重ねてループを作り、フロロは3回、PEが4回くぐらせて締めればOKです。
コツは、締める前に少し濡らす ことと コブの形状がきれいに揃うようにゆっくり締める こと。
細いラインにはもってこいです。詳しくは3.5ノットで調べてくださいね。
ルアー
メジャークラフト ジグパラ マイクロ 7g
ロッドやラインの強度に合わせて、3~10g位のマイクロジグを使用します。バチ抜け用のシンペンやメバル用のプラグも併用すれば様々なレンジやアクションにも対応できるのでお勧めです。
ULSJのやり方
非常にシンプルです。
先ほど解説したタックルを組みます。タックルが完成したら、波止場からルアーをキャストします。夏だったら、どこでも釣れると思いますよ。
ポイントは、サバやアジ、カマス等の青物の回遊がある場所、サビキでの釣果がある場所等がおすすめ。
アクション
ポイントは二つです。
ボトム迄落としてただ巻きをするか、ただ巻きにトゥイッチを織り交ぜて、時折フォールさせて喰わせの間を作るのみ。
非常にシンプルですよね。
しかもショアジギングのようにジャークを連発させる必要もありませんから、体力の消耗も少ないです。
夏の暑い時に、ちょっと青物が釣りたいけど、餌釣りは面倒だし、重いタックルをキャストするのは嫌だなという時にはおすすめ。
裏技
裏技って程でもないですが、釣果を伸ばすポイントです。
リーダーとルアーの間にサビキ(ジグサビキだとラインとかが強すぎるので、通常のサビキ針仕掛けが良いです。)を間にセットするだけで、サビキ釣りもできます。
通常通りULSJをしてもいいのですが、ラインの強度を確認してドラグ調節を忘れずに行ってください。
特に、ジグを錘にしてサビキをすると、黒鯛(チヌ)やシーバスが掛かったりします。
サビキのメインラインは2号(8LB)位で、ドラグはガチガチにしない方が良いですよ。
実釣レビュー(助松埠頭沖向きテトラ)
7/14の早朝というか、夜明け前にエントリーしました。
まだ暗い時間です。
ツバスの回遊が大阪湾全域に見られる為、助松埠頭に行ってきました。
沖向きテトラです。
助松埠頭でのターゲット
ライトショアジギングの人は数名。
ここはタコジグでタコ狙いが非常に多いです。
秋口になると、タチウオ狙いの方でたくさん入ります。この季節は比較的空いているので、狙い目ですよ。
釣行記録
1本目はジグパラマイクロで日の出前にヒット!
着底する前のフォール中にバイト。
4:34でした。
サゴシの赤ちゃん。
20cm位です。
2本目はツバスです。
トゥイッチをしてステイ、ただ巻きを中層付近で繰り返しているとヒット!
ラインが細いのでドラグはあまり締められないのですが、周りの方に迷惑にならない程度にやり取りします。
5:03と日の出直後の釣果。
この日はこの2本のみ。
回遊がまばらにあるようです。粘れば追加できそうですね。
結果
この日は、ジグパラマイクロ7gでの釣果。
レッドゴールドのカラーが効いているのかもしれません。
30cmに満たないくらいツバスでも、アジングタックルなので、かなり面白いですよ。
実釣レビュー(忠岡テトラ)
7/16の夕マズメ狙いで忠岡テトラに行ってきました。
今回初めてのポイントです。
沖には一文字に渡っている方が数名見えます。
自分以外にルアーをキャストしている人は2名のみでした。
なお、この場所はロックフィッシュ狙いの方が多いようです。
釣行記録
先日と同様、ジグパラマイクロ7gをセット。
開始から約30分。
中層で、ひったくるアタリ!
そのままぐんぐん引っ張ると思いきや、軽くなり、外れたか・・・?
と思った矢先、こちらに向かってきていただけでした。
ツバスの回遊を期待していましたが、今回はこちらでした。
18:15
20cm位のサバです。
連続で2本ゲットしました。
が、後が続かず。
しかも、根掛かりして唯一のジグパラマイクロをロストしてしまいました・・・。
この場所、少し根が荒いみたいですね。
その後、プラグを試しに投げて見たり。
別のマイクロジグを投げました。
が、アタリが無かったので納竿としました。
結果
サバが2本のみという結果でした・・・。
貧果の為、写真は撮っておりません。
まとめ
今回はアジングタックル、メバリングタックルでやるあウルトラライトショアジギング(ULSJ)を紹介しましたが、例えばロッドの強度を少し強くしたり、ラインをもう少し強くしてもいいと思います。
要するに、
普段使っているライトタックルで、カンタンな青物小物狙いで、マイクロジグをつけて釣りをするだけ。
回遊がある時がチャンスです!
簡単に出来るので是非試してみてください。
10g前後のジグに、10g位のルアーが扱いやすいライトクラスのエギングロッド、0.6号位のPEでのゲームも結構楽しいですよ。
このクラスになると、巷ではウルトラライトショアジギング(ULSJ)からスーパーライトショアジギング(SLSJ)と呼ばれるようになるみたいですね。
注意点
大物がかかった際に、周りにアングラーが多いと、ドラグを緩めて走らせるだけでお祭りすると思います。
特に青物狙いで来ている場所に入り、ライトタックルで実釣するとかなり危険です。
釣り場のマナーですから正解はありませんが、もし、大混雑している場所で大物がかかった場合は、ドラグをロックしてブレイクさせる方が良いです。
魚にジグを付けたままラインブレイクさせることも問題ですので、実際は臨機応変に対応してくださいね。
あと、たも網を忘れずに。
小物狙いでも、大物が掛かることがよくあります。折りたためるようにカスタマイズすることをお勧めします。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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