釣りを始めたころに餌釣りだったのですが、磯竿を2度連続で折ってしまいました。その時に簡易的に修復した方法を改めて紹介します。
磯竿の穂先の繊細さ
マリーナシティから帰る際に、車に竿を積む際にやってしまいました。
2センチ位先でぽっきり折れています。
自分が使っている磯竿ですが、この竿は値段も安く、粘りもあり、扱いやすい竿です。
プロマリンエスランド磯1.5号(5.3m)
- 磯竿
- 規格:1.5-530
- 振出
- 全長m:5.30
- 継数:5
- 仕舞寸法cm:117
- 自重g:260
- 先径/元径(mm):1.3/22.2
- 適合鉛(号):1〜4
- カーボン率(%):55
今回は完全に自分の不注意で折ってしまいました。
穂先カバーをかけずに、糸を通したまま扱った為、ラインテンションがかかってしまいポキンと折れてしまいました。
※商品リンクはエスランド磯の一つ下のクラスのブルーベイ磯です。1.5号の磯竿はエスランドでのラインナップがなくなっていますがほぼ同じスペックです。
磯竿の補修の方法
早急に修理します。
手順以下です。
- 残った穂先を除去する
- ガイドの中の清掃する
- 接着する穂先をガイドに入るように研磨する
- 安全ピンを穂先に入れ補強する
- エポキシ接着剤で固定する
実際に自分で修理した内容を以下で紹介いたしますね。
残った穂先を除去する
まずは残った穂先を取り除きます。
炙ると接着剤が溶けて取れるというレビューも見ますが、実際に加熱してみてもなかなかスポっと取れる訳ではなく、難しいんですよね
その為、自分はこれを使いました。
6本入りの精密ドライバーです。
先端が1mmと1.2mmをマイナスドライバーを使い、ガイドの中に残っているカスを削り落としていきます。
穂先が1.3mmなので、1mmでだいたい取れます。(ブルーベイ磯の場合は穂先が1.4mmですね。)
ガイドの中の清掃する
接着剤がガイドの内側についているので、それをこそぎ落としていきます。
1.2mmを使うときれいに取れます。ガイドの穴に突っ込んで、精密ドライバーをクルクル、グリグリすればOKです。
最終的に上記の写真の感じになります。
接着する穂先をガイドに入るように研磨する
リールオイルとマスキングテープとサンドペーパーでガイドの穴に入る太さに削っていきます。
サンドペーパーはダイソーで購入したものです。
ダイワのリールオイルは結構な粘度があるので、これ一本だけで簡易的なスピニングリールのメンテナンスはほとんどOKですね。
色々使えるので是非持っておきたい。
サンドペーパー(紙やすり)ですが、1200番とか2000番はリールスプールエッジの補修に使用できます。
今回は、400番位で削ればOKです。
適当な大きさに切ります。
リールオイルをつけます。
穂先をマスキングします。
穂先を削ります。
無事ガイドに合う太さに調整できました。
安全ピンを穂先に入れ補強する
安全ピンを適当な長さに切り、穂先の補強を行います。あくまで強度UPの為ですが、特別入れても入れなくても、実際の使用感としては問題ないと思います。
長さは、ガイドから少し出る位がベストです。
再度折れた際に、ガイドにすっぽり埋まってしまうと、取り出すことがほぼ不可能になるためですね。
エポキシ接着剤で固定する
ダイソーで買ったエポキシ接着剤です。
AとBの同量を混ぜ合わせて、10分位で硬化するタイプです。100円で十分な硬化が得られます。ただ、混ぜる量が結構シビアなので、注意してください。
2液を混ぜます。
混ぜる際は、捨てることが出来る袋の上とか、段ボールの上とかの上でやってください。いろんなところにくっつくと中々取れないので、注意してください。
穂先の中が空洞(チューブラーティップ)なので、安全ピンを適当な長さに切り取り、エポキシ接着剤をつけて押し込みます。
エポキシ接着剤を再度穂先に着けてガイドを被せて補修完了です。
まとめ
補修のコツは、大胆にやる事です。正直、安いロッドだからこそ、遠慮せずに自分で補修出来ると思います。
穂先の太さをきちんと確認して、道具をそろえて行ってください。
失敗すると取り返しがつかないので、ロッドの状態やスペックに応じて、特に高いロッドの場合は、お店に持って行った方が安心かもしれませんね。
今回は2cmも無いくらいの欠けだったので、問題ありませんでしたが、穂先が大きく折れた場合(具体的には穂先の折幅が10cmを超える場合)は、今回の修理方法では恐らく無理です。
新たにガイドを購入しないとバランスが大きく崩れると思われます。
再補修
2度目のポキです。
もうこれは致命傷ですね。
作業内容
少し強引な補修をします。
このまま穂先のガイドを固定しても、バランスが悪すぎて、穂先に負荷がかかりすぎます。
その為、2番目のガイドの穴を広げて、ガイドの間隔を調整します。
サンドペーパーを精密ドライバーに巻き付けて、2番目のガイドの穴に突っ込んで、ぐりぐり削ります。
あまり削れている感じはありませんでしたが、何とか広がりました。
バランスを調整できました。何とかまだ使えると思います。
穂先ガイドを接着して、修理完了です。
もう次は修理不能だと思います。もしくは新たに穂先を手に入れて、入れ替えるしか補修方法はないですね。
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